中部鋼鈑株式会社では、総務部人事室が中心となり、婚活イベント情報を業務週報で配布したり、社内のイントラネットに情報を掲載するなど、全部署に情報を行き渡らせ、独身社員に積極的な活用を呼びかけています。
　社員およそ４００人のうち９割が男性で、社員の約４５％が独身という構成に、総務部人事室主席の遠藤さんは「地方出身者が多く転勤もないため、出会いの場が少ない職場環境になっていますが、結婚して家庭を持つことが会社への定着にもつながるのではないかと考えています。」と期待を高めています。
　また、「婚活イベントに何回か参加した社員がいると聞いていますが、継続して参加することが婚活成功の秘訣だと思います。」と話し、折に触れて結婚願望のある独身社員にアドバイスをしています。
　他にも、会社が提供する福利厚生システムには、デートのときにも使用できる旅行の補助などが充実しており、さまざまなサービスやメニューで社員の私生活の満足度を高めています。現状では、婚活イベントの自主開催はしていませんが、もともと社内の労働組合には婚活を支援するグループがあることから、共同で活動する方法を模索するなど、さらに踏み込んだ積極策を検討しているところです。